猫舌の方は出禁!?やけど注意の石焼らーめん その魅せ方に学ぶ
商品の見せ方・魅せ方ってとても大切です。
昨日は出勤時に突然のタイヤバースト!
「バーン」
何とかディーラーへ駆け込み、スペアタイヤに付け替えて駐車場へ。
仕事を終え、帰りにスーパーオートバックスへ!
無事にタイヤ2本交換と前後ローテーション完了。
「ふう~」今日はいろいろな一日だったと思い
急におなかがすいてきたので、近所のラーメン店に入店しました。
このお店…
以前から、ずっと気になってました。
石焼ビビンパじゃなくて、石焼らーめんですよ!らーめん!
地元にもあり、ちょこちょこ見ます。
けれど、失礼ながら
駐車場が混雑しているのを、見かけたことがありません。
ついつい、頭の中に不安がよぎります。
「大丈夫なのか?」と。。。
このお店、店内の様子が外から見えないんですよ。
だから…入店するまで不安がいっぱい。
お店にコンセプトがあり
あえて外から見えない外装にしているのかもしれませんが
お客様は不安ですよ。
たとえば、こんなスナックの扉と一緒。
入りづらい極まりないです。
スナックの扉を開けるのは、なぜ怖いのだろう?:日経ビジネスオンライン
世の中には勉強の材料がいっぱい!
この記事、確かにその通りです(笑)
だからね
外から店の中まで見渡せるように!木や植栽などは思い切って伐採。
お客様を不安がらせないように、スッキリさせることが大切ですね。
さあ、勇気を振り絞って店内へ!
入ると若い男の子が2人。店内の空気はとても爽やかです。その男の子目当てどうかわかりませんが、店内には中年女性3人組と、中年女性2人組が楽しく食事をしています。
店内の写真は…さすがに撮れません(爆)
メニューを見て、石焼みそらーめんと半チャーハン餃子3個セットを注文。
いよいよ、石焼らーめんとご対面です!
これ、猫舌の方は大変そう。
いつまでもいつまでも熱くて「とんすい」に移してから冷まして食べないと…
しかし、この演出はすばらしいです!
そして
火傷防止と事前の諸注意かもしれませんが
「この器、300℃ありますので、絶対にさわらないでください」
と、若くて爽やかな顔から急に真面目な顔に変え
声のトーンをアップさせて言います。
この石焼沸騰状態も演出なら
この店員の表情も作られた演出なのか!?w
それにしても、素晴らしい!!!
動画と写真を撮り終わりましたが、まだグズグズ煮えたぎってます。
もう3分か経過したであろうか。
グズグズから麺と具とスープを取り分け
最初の一口!!
さきほど隣の中年女性の三人組の席から、「あつーーい」の一声があり、「ホラホラお嬢ちゃん、慌てて食べたらやけどするよ~」なんて心の中でつぶやいていましたが、ほんと!
あつーーい
これ、反則ものです。
カップ麺だって、沸騰したお湯も3分経過すれば、それなりの食べやすい温度に冷えます。しかしこれは石焼です。スープが冷めようとしても器の石が、スープを容赦なく温め続けます。
さあ、これをどうやって食べようか…
ちょっと考え込んでしまいましたが、5分経過する前に沸騰がおわり、スープの温度が徐々に下がってきました。よかった~っ。
らーめんは、普通に美味しいです。
というか…最後まで冷めずに食べれるので、美味しいです!
らーめんの品質
麺・スープ、そして
「スープの温度」がいかに大切かよくお解りいただけるラーメンですね。
この石焼も、商品自体の固有技術のひとつですね。
原材料は?産地は?水は?調理法は?歴史の積み重ねは?
老舗の「たれ」が腐らないのはなぜ?「焼けた具材をたれにひたす際に起きる低温殺菌」 | 「マイナビウーマン」
焼き鳥店やうなぎ店では
創業以来!秘伝の「継ぎ足し」たれ…こんな表現が一般的ですけどこれも同様。
商品やサービスを説明する上での
固有の技術表現ですね。
まとめ
- 商品自体より、提供手法など周りの演出も「満足」に対し大いに貢献する。
- 商品の説明は、固有の技術をふんだんにお伝えする。
この商品の見せ方・魅せ方
周りのライバル店が上手くなっていくと、自分のお店は、「これまでと同じ品質・サービス」を提供しているにもかかわらず、お客様の評価が下がっていきます。相対評価だからです。
ひさびさお店に行ってみると、以前はもっと美味しかったはず…
この店、味落ちたね
こう評価を下す事例は、どこにでもありますし、誰でも一度や二度は経験していると思います。しかし、本当は
その店は、味もサービスも変えていません。いつも同じ品質を提供しています。
周りの美味しいお店に通ったおかげで、あなたの舌が肥えた
ただただ、それだけのことです。
商品やサービス
品質の追求ももちろんの事
見せ方・魅せ方の研究も、日々続けつることが大切だといえます。