二つの目標をバランス良く持ち、しっかり未来を見据えて仕事をすること
二つの目標の紹介の寸前で終わってしまいました昨日。今日はその続きです。
一般的に良く言われるモチベーションマネージメントの一つ、being目標とbecome目標です。
特に私たちのような商売人には必須マインドだと考えますが、being目標とは『わたしはこうありたい』、become目標とは『私はこうなりたい』というもの。この両方が、極めてバランス良くなければダメなんです。
being目標が欠乏していると、仕事を行なう上での充実感が得られません。なぜかというと、自分自身に対する生きざまだから。
「人が喜ぶことを自分の喜びにできる人でありたい」
「思ったらすぐに行動できるような自分でありたい」
「困った人が居たら躊躇無く助けてあげられる優し人でありたい」
こんな具合です。
人は何かに満たされると、反対に満たされていない部分への欲求が強まっていくそうです。だから人は、このbeing目標が必要だと言われています。
もう一方のbecome目標は、人それぞれの具体的な欲求や願望など。人が行動を起こすにあたり強いエネルギー・原動力となる要素です。最近、このbecome目標を持たない若者が増えているので、マーケティングの世界では苦労していると言われています。
例えば、
「あと100万円頭金を貯めてマンションを購入したい」
「売上をガンガン増やして給料もアップさせたい」
「今年中には彼女をGET!したい」
などなどです。
なぜバランスが大切なのか?一般的にはbecome目標の方が強く、欲しいものを手に入れても手に入れても次々と欲求が勝り、心のエネルギーがついに枯渇してしまう。become目標には要注意だ。
反対にbecome目標を持たずにbeing目標だけを追い求めると、これまた「絵に描いた餅ばかり…」そんな話になってしまう。絵に描いた餅を食べるわけにはいかず、空腹の極みでこれまた行動するエネルギが無くなってしまうのだ。
仕事をしていると「こんな仕事、なんのためにやっているのか?」と考えてしまうことに陥る。誰もが経験する日常の心理です。もちろん私もね。でも仕事内容に対しての不満だけでなく、その不満はいろいろな方向へ伝播します。
結局、心が乱れると誰が一番損するのかって、それは自分なんですね。心のバランスを失わないためにも!being目標を考えてみるのも一つの手かもしれません。