うさぎの耳には聴こえるの

分野いろいろ、見たこと感じたことを、あれこれ書いています。なるべく毎日更新。

整形外科とは、大工の源さんとハーレムな環境で、異種独特な雰囲気

交通事故と手術の話、その3。今日でおしまいです。

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鎖骨遠位端骨折は、普通の鎖骨骨折とは違い、肩の可動域に近いためこのまま放置してもくっ付かないよ!なーんて脅されまして(笑)事実そうみたいなんですけど、プレートを入れてボルト固定しなければ完治しないそうで、手術になりました。


もちろん肩ですから全身麻酔(>_<)
以前経験があり、これで二回目となります。

しかも、プレートを入れる二回目だけでなく、プレートを外す手術の三回目も控えておりまして、もう…(T_T)(T_T)(T_T)こんな具合です。


まずですね~!
なぜ全身麻酔が嫌なのか?

 

私が全身麻酔を嫌う理由(爆)

  1. 前日もしくは当日朝に浣腸が待っている
  2. 手術前の準備麻酔が筋肉注射で結構痛い
  3. 静脈麻酔でカウント3で撃沈
  4. 吸入麻酔で手術後の朦朧
  5. 尿道カテーテルの違和感
  6. 翌日まで続く立てない起き上がれない拷問(爆)
  7. 尿道カテーテルを抜く時の痛み


とにもかくにも、いろいろあります。

 

この中で一番嫌なのが、手術後意識が戻っても、翌朝まで安静続けなければならないこと。

 

例えば、午前中の手術ならお昼過ぎにはもう目が覚めてます。そこから翌朝までの18時間、ずっと寝っぱなしで、なるべく体動させないことが原則(あまり動くと激しい頭痛に襲われることも)。なので、横向きに寝ると看護師さんに怒られます(爆)←深夜には向き変えちゃいますけどね。私の場合だけかもしれませんが(>_<)

これってかなり拷問ですよ!
キツイなんてもんじゃなりません。

だから、手術時間って大切なんですね。

 

午前中 ← 最悪

昼過ぎ ← 運悪い

午後遅め ← ラッキー

夕方 ← 至福


遅ければ遅いほど

ベッドで拘束される時間は短くなるので

ラッキーなんです。

…と、こんな具合です(笑)

また、尿道カテーテルは、全身麻酔では必須です。入れるときはメチャ痛いはずなんですけど、麻酔しているので一切わかりません。でも、これを麻酔なしで入れるのは至難の業かと(爆)

んで、翌朝。

一番にカテーテルを抜き、トイレに行かされます。

 

・・・が、この尿道カテーテルを抜く時…

 

  • 痛い人
  • 痛くない人(気持ち悪いくらい)

 

の二者に分かれます。

 

私の場合は、痛くなかったです。しかし、その後の排尿がメチャ痛い(笑)キズ付いているのでしょうね。

それに、恥ずかしいんですよ~抜く時。だって~。でしょ~(笑)



あっ、手術台に乗せられて、テレビでよく見る上のライト群。
それを眺めながら、心電図などのモニター計器をつけられならが…

 

それではそろそろ麻酔をかけていきますが、よろしいでしょうか?の掛け声でスタートです。

 

はい!と言ってから、それでは行きますね~の声が聞こえ。


 …と心の中で数える

 

ウソです。

5までは数えることができません。

普通は3か4でストーンと撃沈。深い眠りにつきます。

 

5数えたら凄いですよ~!マジマジ


その後目が覚めるのは、手術室からゴロゴロ運ばれている時か、ベッドの上です。

 


静脈麻酔で瞬時に眠らせ、その後は口からの吸引麻酔などで、麻酔維持を調整したりしているそうです。



加えてワタシ

一度だけ、無菌手術室という珍しいところも経験しました。

 

その世界は、まるで東京ドームっす(爆)

手術室の中の気圧が外界より高くなっており、ドライ機の入り口みたいな感じの狭いところに、ストレッチャーを通されます。その時が、マリリンモンローの世界で、風ビュービューです。東京ドームの入り口もそうでしょ(笑)

この時も生死をさまよいました

耳鼻咽喉科に行かなきゃいけないのに、内科で入院させられ医者もわからず放置。手に負えなくなり大学病院に転院したら、その日のうちに緊急手術でした(>_<)


ワタシ…なんど死にかけているのでしょうかね(笑)えーっと、この時と交通事故の時と、二回っすね。

 



最後に余談。

整形外科はまるで大工の源さんですよ!トンカチやのみみたいな器具ばかり並べ、トンカチトンカチやる手術です。


SANYO:パチンコ 大工の源さん 韋駄天桜



もうメチャクチャですよ!(笑)

骨を削るのに電気器具を使うし、ボルトで骨を固定するときも、電動ドリルでしょう(爆)

 

ね~っ!

 

しかし、病院生活の中で、最高の場所も実は整形外科です。


整形外科病棟って行ったことありますか?あそこはハーレムですよ。だって、基本的にこの人たち病人じゃないからね(笑)骨折ったとか、ヘルニアで腰痛いとか、膝内視鏡手術を受けたとか。そんな人たちばかりです。

 

私も、体を捻れない・前屈できない・などなど、体を採寸し器具を作成。それで固定されるまでは基本ベッドで寝ている生活でしたが、器具が納品されて体が固定されると、以後は座ってはいけないだけで、それ以外は生活の制限はありませんでした。

だから、好きな時にたばこ吸いに行くし、屋上で日向ぼっこ(骨をつくるには日光は不可欠なんですよ)、外来訪問(看護師冷やかし)、毎日のリハビリ。病室に人がいる光景なんて、珍しい極まりないです。


ヘルニアで入院していると、手術後はちょっとつらいです。ベッドでの起きれない生活が少し続きますからね。



でもね+++

私もあれを見てたらやだな~。できることなら患いたくない、あの病気。

整形外科で一番大変なのは… 「膝」です。

 

膝関節鏡手術といい、膝に液体を詰め込み、風船のようにふくらまします。
そしてこんな具合で手術します。

 


膝関節鏡手術について - 整形外科で疑問に思ったら - 整形外科 - 栗山中央病院



傷口は根性焼き(笑)程度なんですけど
問題はその後…


膝の手術を受けた時、その後のリハビリがメチャ地獄なんですね。


うつ伏せで寝て、あおむけで寝て
膝をゆっくりと曲げ伸ばしするだけなんですけど
リハビリ室中に、大の大人が大声出して泣き叫びます。

こんなひと何人もみました。あーッ、かわいそう。

ギブギブギブ(爆)

すでに死語のような言葉を連発するオッサンや、涙ぽろぽろ流して我慢する若いお姉ちゃんとか。膝のリハビリは壮絶です。


私は肩と腰でしたので、それほどでもなかったですけど、痛みってどんな感じなんですか?と聞くと、半田ごてで焼かれるような痛み…と言われました。



ほんとかいな~?

 

わたしは自由気ままな生活でございました。

寝れないときは、マイスリー貰って快眠。

ご飯の制限もなく、たばこも自由。


病室をウロウロ徘徊して不良してるのは、整形外科の患者ばかりですからね。バイクが列なして爆走するのなら、整形外科では車椅子が隊列をなして館内を徘徊します。

 

しかし
昼と夜、ご飯の時間になると、館内全域に散らばっていた患者が誰か合図するでもなく、病室に戻ってきます。ご飯を今か今かと待ちわびているのも、整形外科の患者が一番でしょうね(笑)こんなところにワタシ40日近く居ましたから、もう主(ぬし)でしたわ^^あはは。

 


40日!入院?

それくらい、大きな怪我だったんすね。

今となっては半分笑い話ですけど、この時は会社のみんなに迷惑かけましたわ。