うさぎの耳には聴こえるの

分野いろいろ、見たこと感じたことを、あれこれ書いています。なるべく毎日更新。

箱根駅伝の裏側・一つの番組を途切れなく届けるのに1000人もの人々が携わります

お正月恒例の箱根駅伝がスタートしました。

日刊SPAさんの予想によると…



箱根を4度走った西田隆維が箱根駅伝を予想「本命=駒澤、対抗=青学・明治・東洋、大穴=早稲田・東海」 | 日刊SPA!


みたいですが、現在のところ、トップ駒澤、2位東洋と、その通りの展開になっておりますね。

ところで、お正月のんびりとコタツでスマホを片手に持ち見ている箱根駅伝ですが、これを中継するのに、どれほどの技術者が汗をかいて仕事をしているのか、ご存じでしょうか?


技術者たちの箱根駅伝 | 日テレ 採用サイト

 

ご興味ある方はゆっくりご覧いただくとして
その内容は…以下の通りです。


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移動中継車

移動中継車は、片道100キロのコースをノンストップで走り続けるので、冬場は特に体調管理に気を付けています。一度乗るとトイレにもいかれない過酷な環境だそうです。

 

開発
片道100キロにも及ぶコースを途切れなく中継するのは、とてつもない技術力だと思います。開発担当は、コース沿いにはたくさんの中継ポイントを設置し、移動中継車からの電波を受信しています。

 

箱根センター
箱根センターは、箱根駅伝でも難所といわれる箱根の山を上り下りするエリアを統括する放送センターだそうです。移動中継車の映像を途切れることなくつなぐため、たくさんの中継ポイントからの映像がここに届けられます。

 

ヘリコプター
空撮映像と移動中継車から受信した映像・音声を地上の放送センターに届ける重要な任務。片道100キロの長丁場。3機のヘリコプターが交代しながらフライトしています。

 

SDC(Signal Distribution Center)
マイクロ波光ファイバーなどを使って、スタートからフィニッシュまでの全ての映像・音声信号を管理しているところです。その回線数は50を超えるそうです。

 

CG
コースのレイアウトを紹介するCG、そしてレース状況に応じた順位スーパーなどリアルタイムで表示するCGの制作統括および送出システムの構築を行っています。番組を充実させ視聴者に分かりやすく伝える大切な場所ですね。

 

編集
リアルタイムでの編集作業が続いています。首位交代、ごぼう抜き、シード権争い、アクシデント…たくさんのドラマがある中で特に印象的なシーンを抜き出し、時間ギリギリまで編集しているそうです。

 

インターネット事業
選手のタイム表示や、データ放送、ハイライト動画や選手の現在地を地図上に表示するコンテンツが好評のホームページなどを手掛けてます。

 

IT
『営放システム』は、テレビ局にとって大きな柱である編成(視聴者に親しまれるタイムテーブルを作る)、営業(スポンサーニーズを踏まえ効率的にCMを販売する)、マスター(番組とCMを事故なく確実に放送する)の3業務を横断的に結び付ける基幹システムであり、『箱根駅伝』を含む全てのOAを支えます。

 

マスター
番組本編にCM・データ放送・字幕などを載せ、その日のタイムテーブルに従って正確に送り出すことがマスターの任務です。日本テレビの放送を守る最後の砦であり、24時間365日、決して休むことはありません。少しのミスが大きな放送事故につながるため、常に緊張感をもって業務にあたっています。

 

送信
テレビの番組を電波に乗せ、各家庭に向けて送り出しているのが東京スカイツリーの送信所です。地上約600mの高さから送り出す電波は関東一円をカバーします。

 

(引用:技術者たちの箱根駅伝 | 日テレ 採用サイト

 

とにかく、動いているものを撮り続け、リアルタイムに送信し、しかも100キロににも及ぶ距離をカバーするのは大変な事だと思います。

 

この放送を送り届けるために、1000人に及ぶスタッフが働いているそうです。そして、日本テレビといえば、箱根駅伝と24時間テレビそして巨人戦が有名でしたが、そのいずれも全国ネットで、とにかく多くの人が一つの番組作りに命がけで当たっていることが見て取れます。

 

選手の活躍も表舞台ですが、その放送の裏方を支える技術者の熱い思いを感じてもらいながらテレビを見れば、また楽しいかもしれません。