うさぎの耳には聴こえるの

分野いろいろ、見たこと感じたことを、あれこれ書いています。なるべく毎日更新。

温故知新を具現化すると、人の心に温かさと新たな気づきを与えます

今からおおよそ200年前のお江戸。庶民の暮らしってこんな感じで活況だったんだろうなーと、ふと感慨深くあたりを眺めている自分にふと気がつきました。


普通なら小さいPAへ行くより、施設の整ったSAへ行くのが普通だろう。だけどこの日は違って、東北自動車道の佐野さんSAを通過してしまい、次の蓮田SA手前で圏央道に入ってしまうため、なんとなく普段入らない羽生PAへ立ち寄った。


トイレに駆け込むとか、何か無いとなかなかPAに入ることはありません。だから気づかなかったのかな。上り線ですがこの羽生PAは、行ってビックリ見てたまげて。

車から降りると
おおーっ!!の一言です。

夜だったから余計に。(夕方〜暗くなった夜がオススメ)



何がすごいのか!まず建物

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暗くてごめんなさい。
あえて雰囲気を出すために、暗くしてるっぽいです。ここはトイレです。

変わったトイレだなーと思っていたら、次に目にするのがお食事や買い物施設。

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街灯ゼロ。空は真っ暗ですが、建物だけライトアップされて、暗い中に人がひしめきあってます。

大江戸の賑やかさってこんな感じだったのかなー。iPhoneのカメラを向けながら、写真を何枚か。

綺麗な現代風SAも立派ですけど、私は趣あるこちらの方が好きですね。実際のお江戸の夜は、どれほど暗かったのかなー。吉原など夜の街は賑やかでしたでしょうが、十手持ちが夜に屋台の立ち食い蕎麦を食べるテレビのシーンみたいな感じでしょうね。

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これが早稲田大学図書館から公開されている、大江戸の絵図です。



話は戻り
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焼きそばとか、揚げかまぼことか、たこ焼きとかの買い食いもこんな雰囲気です。

普通の焼きそば一つで530円に、高っ(笑)と思いましたが、人は行列を見ると吸い寄せられる習性があるのでしょうか?

人々がスルスルスルと吸い寄せられていきます。

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なんだー、近江屋なんてありきたりな名前を(笑)と思いながらジーっと見てると、どうも見に覚えのあるデザイン、看板に書かれた  本町  呉服問屋清兵衛  近江屋…


あーっ!鬼平犯科帳だ!

と、ここで気づきました(笑)



そっか!NEXCO東日本の、テーマ型のPAが、他にもできたんや!

…ということで、タネ明かしがこちらです



上の記事にもありますが、池波正太郎鬼平ワールドが、見事リアル過ぎて笑っちゃうほど忠実に再現されております。

素晴らしい

家で食事が用意されていたので、鬼平名物の食べ物の数々は、おあずけ。次回はここを目的地に子どもと行っていろいろ食べてこようかな。

特にファンにはたまらない…これですよこれ!

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うわー、たまんなーい(笑)



ここのコンセプトは
温故知新

あーっ、いいですよねー( ^ω^ )




温故知新かぁ〜考えさせられる言葉ですよね。でもこの羽生PAが栄える理由は、単に鬼平ワールドだけじゃ無い気がしてなりません。

現代人、私達が何か忘れている、その何かを見つけるためにも、良いきっかけとなるテーマ型のPAであると思います。

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何も考えず、ぶらりと立ち寄ったところから、この胸の中の高まり。

なんだろう、素晴らしいまちのにぎわい。

文化の中心が上方から江戸に移り、開花した1800年ごろから1830年ごろの化政文化の時代。

現代の殺伐とした大型SCには無いいきいきとした雰囲気と人々の笑顔。そして街全体の賑やかさ。

今の世の中に欠けているものを目せてもらいました。

東北自動車道羽生PA(上り線)
鬼平江戸処

是非とも行ってみてくださいな。



私はこの時は、栃木の宇都宮帰り。組合で講演を済ませ、帰宅し食事しながら、ストックの中から一本(笑)栃木を堪能いたしました。

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ご馳走様でしたー(笑)